2025年7月1日
建設国保を守れ
予算要求集会 国・都へ要請

物価上昇を上回る大幅賃上げを求め、交渉団を送り出す、予算要求集会の参加者
6月25日、予算要求集会が開かれ、午前は都庁前で、午後は日比谷野外音楽堂で、それぞれ集会を開きました。板橋支部33名、全国から1877名が参加しました。
物価上昇を上回る 大幅賃上げも
午前の都庁前には、全都の仲間が集まり、東京都の各部局との交渉団を送り出した後、集会を行いました。東京都連の山本委員長は、参加者を激励し、「都議会議員選挙で新しくなった議員へ、私たちの要求をどんどん伝えていこう」と呼びかけました。
午後の日比谷野外音楽堂には、全国から集まった仲間と集会を開きました。全建総連の鈴木委員長は、「昨年は、私たちが提案した担い手3法が国会の全会一致で改正された。あらゆる取組みを総動員し、物価上昇を上回る大幅賃上げの実現へ、ともにがんばろう」と訴えました。
各省庁との交渉団を、スローガンを唱和しながら送り出した後、来賓の各政党の国会議員あいさつが続きました。小倉書記長が基調報告で、「政府の“骨太の方針”に全建総連の労働環境改善への方針が一部反映された。ハガキや国会議員要請を従前以上の規模で取組もう」と呼びかけました。
そして、「物価高騰から仕事と暮らしを守るため、全国の建設労働者が団結してたたかい抜こう」との決議を拍手で採択しました。
2025年7月1日
組合の陳情を否決する
板橋区議会
6月の板橋区議会に板橋支部が提出した「中小零細・個人事業主の支援のため原油価格・物価高騰対策の補助金を求める」「消費税減税を国へ求める」「消費税インボイス制度の廃止を国へ求める」陳情3本は、すべて否決され、不採択となりました。
物価高騰の補助を求める――「融資制度がある」との回答に終始
物価高騰対策の補助金を求める陳情は、区民環境委員会で審議されました。
各議員から、業績の把握や、現状の支援策への質問が出されると、板橋区は「原材料費は価格に転嫁しやすいが、他の経費は転嫁しにくく苦慮しているようだ」「建設業の状況が緩和したとは思っていない」としつつも、「相談があったら融資制度を紹介している」との回答に終始しました。
唯一、賛成した共産党の、山内えり議員は、「融資は返さなければならない。今は仕事を継続できるよう、補助金での直接支援が必要。長く働ける環境作りを今後も求めたい」と話していました。
消費税減税・インボイス廃止を求める――ともに賛成が4会派に
消費税減税とインボイス制度の廃止を国へ求める陳情は、企画総務委員会で審議されました。
「消費税は預かり金ではなく、事業者が負担する税金だ」「インボイスで、多くの事業者の税や事務負担が重くなって苦しんでいる」などとして、賛成が広がりましたが、自民・公明などが反対しました。
職人の苦しさ少しは伝わったか
この結果を見て、参院選で投票先を考えてほしい

議会を傍聴して「不採択になったけど、思いは少しは伝わったと感じた」と話す小林書記長
【書記長・小林宙・談】
区議会の区民環境委員会を傍聴しました。
事前に、共産党の山内えり議員が、実情を教えてほしいと組合へ聞きに来たので、「材料費と違って、ガソリン代や軍手などの消耗品の値上がりは請求に転嫁できないのが苦しい」と話しました。それで、山内議員はズバリ質問してくれました。
他の議員が不採択を主張したのは、個人事業主や一人親方という実態が伝わっていないと感じました。それでも、融資を受けられない事業者への支援策などを質問していて、思いは少し伝わったなと感じました。
消費税の陳情も不採択になりましたが、最低でも、消費税減税は賛成してほしかったです。
この結果を見て、今度の参議院選挙の投票先をよく考えて、必ず投票してほしいと思います。

2025年7月1日
地域とのつながり継続
住宅デー 各分会を会場に奉仕活動
【仕事対策部長・林賢二郎・記】今年の住宅デーは6月8日(日)に開催しました。梅雨時期で、朝パラっと雨が降りましたが、日中は何とか天気も持ち、ホッとしました。
区内15会場で全分会が取組み、各分会で包丁研ぎのやり方も様々で、木工教室に力を入れていたり、飲食企画をにぎやかにやったり、交流が進んだ分会、地域性もあり集客に苦労する分会など、分会ごとの個性が出た住宅デーとなりました。
各分会の出し物は違いますが、地域ごとに、住宅デーの趣旨である包丁研ぎや住宅相談の奉仕活動を実施していただき、地域の方からたくさん感謝の声が届きました。
徳丸分会 包丁145丁、住宅相談7件で、にぎわう

ベルトサンダーを活用して145丁の包丁研ぎをこなした徳丸分会
【徳丸分会・設備・記】西徳第一公園で開催し、来場者はおよそ200人(うち、お子さん約70人)と、にぎわいを見せました。
好評の包丁研ぎは、今年は何と145丁。その他にも、屋台では焼きそば・焼き鳥・フランクなど全て完売。木工体験などのコーナーでも、子どもたちの笑顔がたくさんあふれていました。
住宅相談が7件もあり、地域とのつながりを感じた取組みでした。
大谷口分会 包丁研ぎが増えた輪投げも子どもに人気
【大谷口分会・事務・記】前日から男性は住宅デーに使う道具の点検、女性は焼きそばの買物、野菜刻み等、下準備で動きました。
当日は曇天だったのでたくさんの人で、にぎわうかと思っていたけど、会場の小茂根四丁目タイヤ公園には来場者が少なかった。でも今年は包丁研ぎの依頼が多く、3人がかりの研ぎ手で大変でした。
輪投げは子どもに人気で、金時計をゲットした小学生は大喜び。2時過ぎに場所を移して、残った焼きそばとフランクフルト、取り寄せたサンドイッチ等で打上げ。皆さん大汗かいて、本当にお疲れさまでした。
新赤塚分会 下赤塚診療所に健康相談コーナーの協力

下赤塚診療所の健康相談も加わり、明るい受付を心がける新赤塚分会
【新赤塚分会・看板・記】下赤塚駅近くの中田出世稲荷神社を会場に、包丁研ぎ・住宅相談と、下赤塚診療所の看護師さんに健康相談を協力してもらいました。
今回は人手が不足の為、ポップコーンもフランクもお休みとなりました。
子ども工作教室を準備していたものの、子どもの来場がなく残念でした。やはり皆さんの協力のもと、できる事の大切さを感じました。
仲宿分会 子どもコーナーを中心にレイアウトを工夫

それぞれのコーナーが専念できるよ
うにレイアウトを工夫した仲宿分会
【仲宿分会・配管・記】会場の金沢自治会館は、昨年の商店街とは人通りが全然少ない所でした。それでも、会場のレイアウトを工夫して、全体を見渡せるようにしながら、それぞれのコーナーがじっくり取組めるようにしました。
真ん中はブルーシートを広げた子どもコーナーで、コッパトイとヨーヨー釣りを並べて楽しめるようにしました。両親が買い物に行っている間、ずっと一人で熱中する子が何人かいました。
道路からすぐの壁側に机を並べて、包丁研ぎと住宅相談の受付にして、じっくり相談できるようにし、昨年より多い3件の相談がありました。
もう一方の壁側は、水道に近いので、包丁研ぎに専念できるようにしました。元組合員も手伝いに来てくれました。
志村坂上分会 人手不足ピンチも、仲間が親子で手伝い

昨年以上の包丁の依頼で、受付簿を確認しながら対応する志村坂上分会
【志村坂上分会・配管・記】志村第三公園にて行いました。この日は野球・サッカー・消防団などと重なり、お手伝いさんが少なくなりそうでした。そのため、分会新聞で募集して、群会議などで呼びかけたところ、今までのメンバーに加えて、新たに若い人達が5人、お子さんたちもお手伝いに来てくれました。
住宅相談・包丁研ぎ・血圧測定健康相談・コッパトイ・ヨーヨーつり・スーパーボールすくい・フランクフルト・ハンバーグくじ等を催しました。
皆さんのおかげで、昨年以上の包丁の依頼も、無事に受付と研ぎができました。
大山分会 住宅相談体制を構えて具体的な相談が5件

住宅相談を受けられるように建築士の仲間を呼んで体制を作った大山分会
【大山分会・設計・記】都税事務所前で毎年開催しています。この日は商店街を歩くお子さんもいなかったのですが、昼近くになってパラパラとお子さんが来始め、コッパトイで遊ぶ姿もありました。
研いだ包丁は124本。組合員参加は21人でした。
初お手伝いの方が3名、住宅相談は5件で、5件とも具体的な工事の相談でした。住宅相談をきちんと受けられるように、建築士の仲間に来てもらい、構えていました。
せっかくコロナも開けて昨年はフランクなどの販売ができたのですが、今年から水が使えなくなってしまったため、また食べ物が扱えなくなってしまい、残念でした。
前野中台 分会 昨年以上の子ども旧若木分会も一緒に

昨年以上の子どもで大にぎわいだった前野中台分会
【前野中台分会・設計・記】今年から合併した旧若木分会の仲間も一緒に参加し、けやきの公園で行いました。
朝8時に分会センターに集合し、車に積込んで会場へ運びました。テントを張り、全員で荷物を下ろして準備しました。
包丁研ぎ・住宅相談は昨年並みでした。焼きそば・フランクフルトの食べ物、水分補給のジュース類や、他にコッパトイ、水を張った中に浮かせたスーパーボールすくい・メダカすくいも行いました。昨年よりも多くの子どもが来場して、大はしゃぎでした。
誰でも包丁研ぎを ベルトサンダー講習

ベルトサンダー講習で包丁研ぎを実習する
5月11日午後から支部会館で、ベルトサンダー講習会を実施しました。
住宅デーでは毎年包丁研ぎが好評ですが、年々研ぎ手が不足しています。板橋支部では、誰でも包丁が研げる担い手づくりとして、住宅デーの前にベルトサンダー講習会を実施しています。
今年は7分会11名の参加で、交流を行いながら実習をしました。
2025年7月1日
同じ気持ちで頑張りたい
現場改善で努力する 元請は「私も組合員」

公共工事現場訪問行動で懇談する組合役員と元請・勇建設の金子さん
公共工事現場訪問行動で
7月1日、全国安全週間にあわせて、区役所から案内された「加賀一丁目公園庭球場管理棟改築工事現場」を訪問し、現場の安全対策や労働環境の改善について懇談と安全パトロールを行ないました。元請・勇建設の現場代理人の金子さんが、こころよく対応いただきました。
建築中の一室が、扇風機を回した休憩室になっていて、作業員が冷蔵庫からペットボトルを取出していました。「作業員が熱中症にならないように、自由に飲みながら休憩するよう、朝礼で伝えている」とのこと。今年から、熱中症になった人の対応・手順の周知が義務化されたことを伝えて、具体的な対策や措置について意見交換しました。
また、建設労働者の処遇改善で働き続けられる建設業へ、業界をあげて進めようとしていることに対し、「私も東京土建の組合員なので、同じ気持ちで、がんばりたい」として、「なるべく週休2日にできるよう、工程に合わせて土曜の閉所日を入れている」との努力も話されました。
原材料価格の高騰に伴う工事費の見直しについては、「発注者の板橋区に随時相談して、応じてもらっている」とのことで、以前は「契約後に金額の見直しはしない」としていた板橋区の対応が、組合から再三、要求したこともあって、改善されたことが確認できました。
2025年7月1日
安全大会 災害事例から学ぶ
労働基準監督署を講師に 救急処置実習も

「建設業での取組みに期待したい」と話す池袋労働基準監督署の田村署長
7月1日夜、板橋支部会館にて安全大会を21名の参加で開催しました。
池袋労働基準監督署の田村署長が、死亡・後遺障害の援護費の事例に触れ、「建設業での取組みに期待したい」と講演しました。続いて、安全衛生課の室岡課長から、建設業での災害の特徴や、今年の安全活動の留意点などについて、災害事例を交えて話されました。
参加者から「墜落事故や熱中症の怖さを改めて認識した」「健康に対する考え方を見直すことができた」などの感想が寄せられました。
熱中症の救急処置として、後藤書記を実験台に実習を行い、「頭と体の両方で学ぶのは良いことだと思った」「遭遇した時に実習通りにやりたい」などの感想がありました。
2025年7月1日
熱中症対策 第3弾
体から熱を逃がす 梅雨明け直後と盆明けがピーク
熱中症による労働災害は、梅雨明け直後と盆明けがピークとなっています。この時期をどう乗り越えるかが、カギとなります。
梅雨明け直後は、体へのダメージが大きい
5月号でお伝えしたように、人が感じる暑さは、気温の影響に比べて、湿度は7倍、輻射熱は2倍の影響があります。
梅雨明け直後は、まだ湿度が高い状態に加えて、照り返しなどの輻射熱が加わるため、体へのダメージが大きくなります。
汗を蒸発させて気化熱を奪い、体を冷却する
人間は、体温を一定に保つ恒温動物です。気温が高くなったり低くなったりしても、体内(内臓)の温度は約37℃で一定に保たれています。
食事や運動によって体内に生まれた熱を、体外へ放散して、体温を一定に維持しています。
熱を体外へ放散するのに、最も効率的なのは、汗をかいて皮膚から水分を蒸発させることです。その際に体から熱を奪う気化熱作用で、体を冷却します。
しかし、湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくく、大量の汗だけが続いて、体温が上昇してしまいます。送風機付き作業服は、服の中を強制的に通風して汗を蒸発させるため、理にかなった、スグレものです。
暑さに慣れるとは汗を早く出し始められるようになる
自律神経は、連続5日間、1日2時間以上、暑い環境にさらされると、わずかな体温の上昇でも汗を出し始められるようになり、心臓と脳の温度上昇をいち早く抑えられるようになります。
したがって、暑い環境での作業時間を、徐々に長くしていき、1週間以上かけて暑さに慣れるようにするのが良いです。
汗で塩分を失う量が大幅に減少
暑い環境に4〜6週間さらされると、汗で塩分を失う量が2〜3割に、おさえられるようになります。
暑さを中断すると、慣れは失われる
逆に、暑い環境を4日間以上中断すると、その作用は失われ始めます。
つまり、盆休み明けは暑さへの慣れが失われている可能性があります。
肌が冷気に直接触れると熱を逃がすまいと防御
肌が24℃未満の空気に直接触れると、肌から体温を逃がすまいと、皮膚の血管が収縮します。すると、熱の放散が障害されてしまいます。
休憩は日陰の場所で、冷房室内なら長袖で
したがって、作業後に低い室温やエアコンの冷気が肌に直接当たる所へ移った時は、肌を露出させないように、長袖にしましょう。
車での移動中も、肌を露出させない長袖で、車から降りたらスポーツドリンクで水分・塩分を十分補給して、体温を下げるように努めましょう。
「低い室温で体を冷却できる」は間違い
低い室温にするほど短時間で身体を冷却できると考えるのは間違いで、逆効果です。冷蔵庫でモノを冷やすような感覚で空調を使ってはなりません。
車のエアコンで休憩は体内には熱がこもったまま
車の中は屋根から輻射熱を大量に浴びるため、直射日光は避けられても夏場の休憩場所としては不適当です。車で休ませていたら急変して死亡した人が昨年は6名いたと発表されています。
車のエアコンで冷風が肌に当たると、大量に浴びる輻射熱(放射熱)が体外へ放散されにくく、涼しくなったつもりでも、体内には熱がこもったままになってしまいます。
作業初日に死亡が3割

熱中症による労働災害の死亡者数の統計では、暑さへの慣れが、大きく影響しています。
作業開始からの日数で見ると、作業初日に、いきなり死亡した人が約3割にも、のぼります。最初の3日間で約3分の2を占めます。
死亡のピーク時間帯
11時台と15〜16時台 休憩はしっかり取る

気温のピークは14時少し前ですが、気温が高いから熱中症になるのではありません。
熱中症による死亡のピーク時間帯は、年によって違いますが、平均すると、おおむね11時台と15〜16時台となっています。
12〜13時台が少ないのは、昼休憩を取って、疲労と体温が少し回復しているからだと思われます。
建設業では10時・3時に長めの休憩を取る習慣がありますが、疲労と体温を落ち着かせて、体にためたままにしない効果があります。
2025年7月1日
板橋区建築指導課を講師に
建築基準法4号特例縮小で学習会
知らなかったでは済まされない

4号特例縮小の説明を聞く学習会の参加者
【仕事対策部長・林賢二郎・記】6月19日板橋支部会館で、板橋区建築指導課を講師に、建築基準法改正の4号特例縮小学習会を開催しました。全体で35名の参加でした。
講師からは、今回の法改正の内容を細かく説明してもらい、対応の判断基準や具体的な対策まで学ぶことができました。
説明後は、内容の理解を深める質疑応答があり、意義のある学習会になりました。
参加者からは、「勉強になった」「おもしろかった」と好評で、「今回の様な学習会はありがたい。自分たちで学習する事は必要」との意見も寄せられました。
木造2階建の新築・大規模なリフォームを行う際も今後は「建築確認が必要だとは知らなかった」では済まされません。罰則があります。また、着工後に判明した場合は、工期や手間・費用がかかります。何かあってからでは遅いので、不安な方は板橋支部の仕事対策部まで相談ください。
2025年7月1日
板橋支部で特別教育 振動障害の予防を学ぶ
工具ごとの使用時間を計算

振動工具による健康障害を学んだ特別教育
【技術対策部長・下山金光・記】6月15日(日)板橋支部会館にて、振動工具の特別教育を10名の受講者で開催しました。
当日は、振動工具の種類や選定方法などの基本的な内容や、振動障害・予防に関する内容、関係法令を学習し、全員無事に修了することができました。
身近な工具だからこそ使用方法や、工具ごとの1日あたりの使用制限時間を守らないと、気が付かないうちに振動障害になってしまう事を実感しました。
みなさんの周りでも、作業を一度見直していただき、振動障害にならないように気をつけてください。
また、新規入職者など建設業で初めて働く人にもおすすめの講習です。受講を希望の方は、板橋支部事務所まで問合せください。
2025年7月1日
税務調査シーズン到来 文書や連絡が来たら組合に相談を
7月に税務署の人事異動があり、その後に、本格的な税務調査が始まります。税務署から文書や連絡が来たら、まずは組合へ相談しましょう。
過去には強引に誘導されたりだましのような例も
過去には、税務署員から強引に誘導されて、不当に多額を徴収された方が多数います。「チョット確認するだけだから、すぐに見せに来て」と言われて、安心していたら、実は調査だった、という、だましのような例もありました。
何を求めているのか把握しよう
郵便や置き手紙の場合は、まずは、開封して内容を確認しましょう。何を求めているのか、把握する必要があります。
電話の場合は、相手の名前と連絡先をよく聞いて、メモしましょう。
義務のあるものと無いものがある
内容が、単なる「お尋ね文書」だったら、提出義務はありません。しかし、「提出忘れの通知」だったら、提出義務があります。「税務調査の通知」だったら、調査を受ける義務があります。
税務署から電子メール、それはサギ
税務署を名乗った「振り込めサギ」のこともありますが、その時は、相手にする必要はありません。
税務署が電子メールで文書を送ったり、何かを求めてくることはありません。「税金が未納」「差押え予告」などのメールが届いたら、それはサギです。
2025年7月1日
おきたまだより 備蓄米放出騒動と農業の未来

備蓄米が放出され、一般の流通に出始めたり、輸出米の拡大を進める等の発言がなされたりと、お米にまつわるニュースが連日報道されています。米を生産している私たちにとっても、もちろん他人事ではなく大変慎重に動向を見ております。
今現在で、スーパーにお米が並ばない、買おうとしても高値で買うのをためらってしまう等のお話を関東圏の方に伺うことがあります。
産直米は年間契約値段は変わらない
私たち山形おきたま産直センターでは、おおよそ8月ごろにお客様と年間の契約内容を確認しています。そして、その秋に出荷されたお米を低温倉庫に保管し、その都度、精米や小分けをして年間を通してお届けしています。いわゆる産直です。ですので、スーパーに並ぶお米とはちょっとワケが違います。産直米は毎年12月にその年のお米の価格をお客様に提示し、その後お届けするお米の価格が変わるということはありません。
スーパーに並ぶお米はいくつかの流通を経て並ぶものがほとんどかと思われます。価格が高くなったり安くなったりするのは、流通の関係と思われますが、少なくとも私たち生産している側には全くと言っていいほど関係がありません。
生産コストは上昇持続可能な農業を
お米の生産にかかる費用は軒並み上がっています。今使っている機械の修理やメンテナンス費用、機械を動かす燃料費、田畑に撒く肥料や散布代、収穫した米を入れる袋まで、上がっていないものはないと言って良いです。そこにこの備蓄米放出等の騒動で、果たして未来の農業はどうなっていくのでしょうか。
2025年7月1日
お 知 ら せ
自転車保険6月末更新
更新漏れの方は、失効となり7月以降での中途加入となります。(家族型・個人型とも)
日曜健診
8月24日小豆沢病院
9月21日下赤塚診療所
(締切は約3週間前。平日はほぼ毎日可)
小豆沢病院では、じん肺・有機溶剤など特殊健診も同時に受診できます。石綿・アーク溶接・MOCAの特殊健診は平日のみ。
平和行進
7月22日(火)10:00、見次公園集合
北区中央公園(旧陸軍造兵廠本部)まで歩きながら核兵器廃絶を訴えます。13時頃解散。暑さ対策をして参加しましょう。
7月の専門部会いずれも19:30〜
24(木) 労働・厚文・税金
28(月) 財政・後継者
29(火) 組織
30(水) 教宣
31(木) 社保
他はありません
会議・休暇のため板橋支部事務所を閉めます
7月18日(金)午後
7月25日(金)一日
8月4日(月)一日
8月8日(金)〜17(日)夏季休暇
8月18日(月)午後
2025年6月1日
熱中症対策 第2弾
飲み方と救急処置
しくみを知って具体的対策を

ラベルを見てナトリウムが100ml当り40r以上入っているか確かめる
熱中症は6〜8月に多く発生します。5月号でお伝えしたように、水分・塩分のバランス調節ができなくなると、熱中症の症状が現れます。
これだけ熱中症対策が、さけばれても、毎年多く発生するのは、正しい知識が伝わっていないためです。熱中症のしくみを理解して、具体的な対策を進めましょう。
何を飲むか
水分・塩分の両方を
スポーツドリンクが便利
汗をかいた時は、汗で失われた水分・塩分の両方を補給するようにします。水分と塩分の割合は、ナトリウム(Na)が100ml当り40r以上入った飲料が効果的です。ほとんどのスポーツドリンクは、ラベルを見てみると、40rになっていて、とても便利です。
水ばかり飲むと逆効果
体の塩分濃度が薄まる
水分ばかり取ると、体の塩分濃度が薄まって、熱中症の症状が現れやすくなります。塩分(ナトリウム)の薄いものを飲む場合は、同時に塩飴・塩昆布・梅干などで塩分も補給するように心がけましょう。
お茶やコーヒーは、カフェインによる利尿作用があり、かえって水分を失ってしまうので、飲みすぎに注意です。仕事終わりの生ビールは格別ですが、アルコールにも利尿作用があります。
減塩を気にする方も
汗で失われた塩分補給を
塩分を気にする方は、「汗で失われた塩分補給」を意識しましょう。汗をかいた時は、しっかり塩分を補う必要があります。
しかし、汗をかいていないのに、味覚の好み等で塩分ばかり取ると、体の塩分濃度が高すぎる状態が続いて、健康を害してしまいます。
どう飲むか
チビチビと計画的・定期的に
手の届く所に置いておく
「汗で失われた分を補給」と言っても、汗の量はなかなか把握できません。したたる汗は別として、通常は汗には気づきませんし、汗で水分・塩分とも失われると、塩分濃度は変わらないので、のどがかわいた、という自覚症状も出ないからです。
したがって、計画的・定期的に飲むことがポイントです。例えば、作業開始前にコップ1杯、作業中は20〜30分ごとにコップ半分ずつ、作業終了後は30分以内にコップ1〜2杯、といった具合に計画しておきます。
こまめに水分・塩分補給できるように、作業場所の近くの、手の届く所に水筒を置いておく、など工夫しましょう。
心掛けていても、作業に夢中になっていると、思い出せません。事業主や職長が定期的に声をかけることも大切です。
緊急時の救急処置は
早期発見が何よりも重要
緊急時の救急処置は、早期に行うことが何よりも重要です。そのためには、仲間の気づきが大事です。
自分では気づきにくい
仲間の気づきが大事
仕事に没頭したり無理をしていると、自分では気づかないうちに、いつの間にか体温が上がり、正常な判断ができなくなってしまうことが、よく起こります。仲間同士で、普段とは様子が違う人がいたら、「もしかして熱中症では」と疑うことが第一歩です。
一生懸命に作業しているように見えるのに、作業のペースが落ちたり、ミスをしている人を見たら、すぐに休ませて、応援を呼び、救急処置を行うことが大切です。
熱中症を少しでも疑う時
日陰へ移し、風を当てて汗を蒸発させる
普段とは様子が違い、熱中症を少しでも疑う場合は、まずは日陰の場所へ移しましょう。そして、うちわや扇風機の風を当てて汗を蒸発させて、体の熱を奪うようにします。濡れタオルや保冷剤などがあれば、首・わきの下・足の付け根に当てます。水道ホースで体に水をかけることも推奨されています。
なお、車で休ませたら急変して死亡した方が、昨年6名いたと発表されました。車の中は、直射日光は避けられても、屋根からの輻射熱(放射熱)を大量に浴びるため、夏場の休憩場所としては不適当です。
吐き気が無ければスポーツドリンクを
吐き気や嘔吐が無く、自力で水分を摂取できる場合は、水分・塩分を補給させましょう。
ただし、先ほど説明した通り、水分だけを飲ませると、体の塩分濃度が薄まって、逆効果です。
スポーツドリンクや経口補水液(オーエスワン等)が良いです。常備したり、持ち歩くのをオススメします。わずか数百円で人助けができます。
いつもの元気が戻らない時
ためらわず119番
数分間、様子をみても、いつもの本人のような元気が戻らない場合は、119番で救急車を要請します。
症状が急速に悪化する場合に備えて、救急車の到着までは、できるだけ、誰かがそばで様子をみるようにします。
ヤセがまんしないで
声を掛け合える雰囲気づくりを
自分で自分の体の異変に気づいた時に、ヤセがまんする人が、多くいます。特に、仕事上の立場が弱いと、言い出せずにがまんしてしまう傾向が強いと言われています。
気軽に声を掛けたり、相談できる雰囲気づくりを、みんなで心掛けましょう。
一人作業後は、仲間と連絡を取り合おう
一人作業はなるべく減らしたいところですが、どうしても一人作業の場合は、作業後に仲間と連絡を取り合う、など工夫しましょう。
救急搬送の判断
医療機関に連れて行かなくても良いと判断できる条件は、次の3点がすべてそろっている場合のみです。
@本人の意識がハッキリしていること
A自分で水分・塩分が摂取できていること
B症状が明らかに軽快傾向にあること
2025年3月1日
土建国保に関する届け出をお願いします
@転居して住所が変わった
A家族が増えた
B家族が減った(子どもが就職して社会保険に加入したなど)
C事業の形態などが変わった(「会社を設立した」「従業員を雇った」など)
このような場合、届け出が必要になりますので手続きをお願いします。詳しくは支部事務所へお問い合わせください。TEL:03―3963―5325
2025年3月1日
板橋区内の健康診断提携病院一覧
※平日も受診できます。予約して受診してください。
小豆沢病院健診センター TEL:03―3968―7041
板橋区小豆沢1―6―8
下赤塚診療所 TEL:03―3979―6361
板橋区赤塚2―9―4―1F
小豆沢病院付属高島平診療所 TEL:03―3932―3394
板橋区高島平8―1―1
坂下診療所 TEL:03―3966―3349
板橋区坂下1―12―20
林クリニック TEL:03―3956―2090
板橋区小茂根4―28―14
IMS ME―LIFEクリニック板橋 TEL:03―3967―1515
板橋区小豆沢2―23―15
《問い合わせ先》東京土建板橋支部 TEL:03―3963―5325
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